ピボットポイントの本質と正しい使い方
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ピボットポイントの計算式、デイトレードでの使い方、サポレジとしての役割、誤解されやすい点、実戦的な応用を解説。
ピボットポイントの本質と正しい使い方
ピボットポイントは、前日の高値・安値・終値から算出される日次のサポート&レジスタンス水準です。デイトレードや短期売買で広く利用されています。
1. 計算式#
基本ピボット(P)と複数のサポート・レジスタンスを算出します。
P = (高値 + 安値 + 終値) ÷ 3 R1 = 2P - 安値 S1 = 2P - 高値 R2 = P + (高値 - 安値) S2 = P - (高値 - 安値) R3 = 高値 + 2(P - 安値) S3 = 安値 - 2(高値 - P)
2. 基本的な使い方#
- 方向性の目安
価格がPの上で推移 → 強気、下で推移 → 弱気 - サポート・レジスタンス
R1, R2, R3がレジスタンス、S1, S2, S3がサポート - 反発・ブレイク確認
反発 → レンジ戦略
ブレイク → トレンド戦略
3. よくある誤解と落とし穴#
3.1 全ての水準が機能するわけではない#
市場や時間帯によって効きやすさが異なる。常に検証が必要。
3.2 長期足での信頼性低下#
日足ピボットはデイトレ向き。週足や月足ピボットもあるが、短期戦略とは別物。
3.3 他の要因を無視#
経済指標発表や流動性の薄い時間帯は機能しにくい。
4. 実戦的な応用#
- デイトレ方向性判定: 東京時間や欧州初動でPの上下を確認。
- スキャルピング: R1やS1での反発狙い。
- ブレイクアウト戦略: R2/S2を突破した方向に順張り。
5. 他指標との組み合わせ#
- ボリンジャーバンド … バンド端とR/Sの重合。
- RSI … 過熱感と合わせて反発狙い。
- 出来高分析 … 高出来高+ピボット付近は信頼度UP。
6. 実際に検証してみよう#
この記事の条件で検証するピボットポイントは「多くの参加者が注目する水準」だからこそ機能しやすい。
必ずバックテストし、自分のトレードスタイルに合うかを確認しましょう。
7. まとめ#
- ピボットは日次のサポレジ目安。
- Pを中心に強気・弱気を判定できる。
- 必ず検証して「効きやすい市場・時間帯」を特定すること。