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検証してるのに勝てない理由3選|9割がやっている手動検証の致命的ミス

ByRyujiro Tsuji
公開日
読了時間10

MT5やTradingViewの巻き戻し検証をしているのに勝てない理由を解説。エントリー・決済・記録という検証設計の致命的ミス3つを具体例つきで整理する。

検証してるのに勝てない理由3選|9割がやっている手動検証の致命的ミス

「ちゃんと検証しているのに、なぜか勝てない」
MT5やTradingViewの巻き戻し機能を使って、何十回・何百回と検証しているのに、いざリアルトレードになると結果が出ない。
これは珍しい話ではありません。

結論から言うと、多くの場合、原因は手法ではなく「検証の設計」そのものにあります。
この記事では、手動検証(巻き戻し検証)で特に多い致命的な設計ミスを3つに絞って解説します。

おすすめの検証ツールについては、以下の記事で詳しく紹介しています。


そもそも「検証しているのに勝てない」人が多い理由

検証=過去チャートを眺めることだと思っている

検証と聞いて、多くの人がやっているのは
「過去チャートを見て、ここで入ってたら勝ってたな」と確認する作業です。

しかしこれは検証ではなく、ただの振り返りです。
この時点で、すでに再現性はありません。


感覚的な検証は再現性を破壊する

「この形はなんか強そう」
「雰囲気的に伸びそう」

こうした判断が1つでも混ざった瞬間、
その検証結果は次に同じ条件で再現できないものになります。


勝てない原因は「手法」ではなく「検証設計」

多くの人は「この手法はダメだった」と結論を出します。
しかし実際には、

  • 条件が曖昧
  • 決済が毎回違う
  • 記録が残っていない

という状態で検証しているため、
そもそも評価できる形になっていないケースがほとんどです。


設計ミス① エントリー条件が曖昧なまま検証している

そのエントリーは「文章で説明」できるか?

まず自問してください。

そのエントリー条件を、他人に文章で説明できますか?

  • どの時間足か
  • どのローソク足が確定した瞬間か
  • 直前に何が起きている必要があるのか

これを言語化できない場合、その条件は検証不可能です。


ローソク足の形・時間・直前の状態を固定していない

例えば、

  • ヒゲの長さは?
  • 実体の比率は?
  • 東京時間でもロンドンでも同じ扱い?

こうした要素が固定されていないと、
同じように見えるが中身が違うトレードが量産されます。


その場の裁量が混ざった時点で検証は崩壊する

「今回はちょっと条件弱いけど入ってみよう」

この1回が入った瞬間、
その検証データはすべて信用できなくなります

検証では「上手くやる」必要はありません。
毎回同じことを、機械的にやることが重要です。


設計ミス② 利確・損切りを毎回変えている

R倍数を決めていない検証は意味がない

「どこで利確するか」を毎回チャートを見て決めていませんか?

それは検証ではなく、その場の裁量トレードです。

  • SLは何pips(または何R)
  • TPは何R
  • 途中決済はするのか

これが決まっていないと、
勝率もPFも評価不能になります。


「伸びそうだから伸ばす」は検証ではない

「今回は伸びそうだったから多めに取った」

これをやると、

  • 勝ちトレードだけが美化され
  • 負けトレードはそのまま残る

結果として、実際よりも良い成績に見える検証になります。


時間切れ決済を考慮していない人が多すぎる

現実の相場では、

  • 何時間も横ばい
  • エントリー後に全く動かない

というケースが普通にあります。

時間切れ決済を設計に含めないと、
実運用では想定外の損失やストレスが発生します。


設計ミス③ 検証結果を記録・集計していない

勝率だけ見てPF・DDを見ていない

「勝率6割だから良さそう」

これは非常に危険です。

  • PF(プロフィットファクター)
  • 最大ドローダウン
  • 連敗数

これらを見ない検証は、
資金管理の判断が一切できません

こちらの記事では検証結果の正しい読み方を紹介しています。


負けトレードの分類をしていない

負けトレードを

  • 条件ミス
  • 相場環境不一致
  • 想定内の負け

に分けていますか?

分けていない場合、
改善すべき点が永遠に見えません


検証ログがない=同じミスを一生繰り返す

記録が残っていない検証は、
経験として蓄積されません

結果として、
「また同じところで負けた気がする」
という状態を延々と繰り返すことになります。


手動検証の限界と「次に進むべき段階」

手動検証で分かること・分からないこと

手動検証は、

  • 条件の感覚を掴む
  • 明らかにダメな手法を弾く

には向いています。

一方で、

  • 長期成績
  • 最大DD
  • 条件の微調整比較

には致命的に向いていません


一定条件を満たしたら自動バックテストに移行すべき

  • 条件を文章で説明できる
  • 決済ルールが固定されている
  • 100回以上の検証が終わっている

この段階に来たら、
手動検証に固執する意味はありません。


検証を「資産」として残すという考え方

検証とは、その場で終わる作業ではなく、
将来も使い回せるデータ資産です。

設計・記録・集計ができて初めて、
検証は「武器」になります。

それらの集計を正しく読み取る方法はこちらで解説しています。


まとめ

検証しているのに勝てない原因の多くは、
トレード技術ではなく、検証設計にあります。

  • 条件を固定する
  • 決済を固定する
  • 結果を残す

この3つが揃って、初めて検証は意味を持ちます。

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