バックテストの種類:手動・自動・ウォークフォワード
・2 min read
バックテストには手動・自動・ウォークフォワードの3種類がある。それぞれの特徴と使いどころを整理。
バックテストの種類:手動・自動・ウォークフォワード
バックテストとひとことで言っても、実際にはいくつかの種類がある。
代表的なのは手動バックテスト・自動バックテスト・ウォークフォワード分析だ。
ここではそれぞれの特徴を整理する。
1. 手動バックテスト#
- チャートをスクロールしながら、ルールに従って仮想エントリー・決済を行う方法
- メリット:相場観を養える、感覚的に検証できる
- デメリット:時間がかかる、再現性が低い
初心者はまずここから始めると理解が深まりやすい。
2. 自動バックテスト#
- 戦略をプログラム化し、過去データを使って一括で検証する方法
- メリット:高速、膨大なデータを処理可能、再現性が高い
- デメリット:プログラム化のスキルが必要、検証条件が現実離れする場合もある
3. ウォークフォワード分析#
- データを「学習期間(インサンプル)」と「検証期間(アウトオブサンプル)」に分けてテストする方法
- メリット:オーバーフィッティング(過去に合わせすぎる)を防げる
- デメリット:設定が複雑、検証に時間がかかる
4. どれを使うべきか?#
- 初心者 → 手動(相場感を鍛えるため)
- 中級者 → 自動(効率と再現性のため)
- 上級者 → ウォークフォワード(戦略の本当の強さを測るため)
5. 実際に試してみよう#
まずは自分の手法を「手動」で検証し、慣れてきたら「自動」や「ウォークフォワード」に移行しよう。
段階を踏むことで戦略の信頼性が格段に上がる。
6. まとめ#
- 手動 → 相場感を鍛える
- 自動 → 大量データで再現性を検証
- ウォークフォワード → オーバーフィッティングを防ぐ
バックテストは「1種類」ではなく、
状況に応じて複数の手法を組み合わせることが重要だ。